個性に国籍も性別も関係ない 個性のない人は存在しない、と言うのが私の申し上げたい事です。
私は、音楽というアートの分野で生きてきた人間なので、個性的と言う言葉を耳にする機会が多いと言えるでしょう。
「なんか雰囲気がアーティストっぽいよね」とか
「個性が強い人ってわがままだよね」とか、笑
「個性」に関することは何を持って個性とするのかですが、その人の振る舞いとか、容姿に関係する事を基準に個性について話をする事が多いように思います。
留学したての22才。若気の至りで、今から思えば赤面ものですが、自分でも芸術家気取りでいました。
みんなとちがうんだー、みたいな。でも、ピアノの演奏は、まるで平坦で、ただきれいにそつなく弾いていて、聞いていて、つまらない、耳に残らない演奏だ、と留学早々、フランスの先生に平手打ちをもらったようなショッキングなことを言われ、落ち込みました。自分では個性を出したつもりでしたから、しばらくご飯も喉を通らなかったことを、覚えています。
個性って何、という質問に答えられますか?
「あの人って個性的な人ね」
など、結構しょっちゅう何気なく使っていて、よく耳にしますよね。
でも、何をして個性的と言うのか、考えたことはありますか?
実際には誰一人として
同じ顔であったり
同じ洋服をきたり
同じ考えを持ったり
同じ人生を歩んでいる人はいないのです。
では、どうしたら自分は個性がない!と思っている人が、個性を見つけ輝いて幸せになる事ができるのでしょう。
”個性がない”は自分自身の思い込みが作り出す言葉
自分は
「絵も上手じゃないし、なんの楽器も弾けない、洋服もなんかセンスないし、みんなと同じようにして、目立たない方がいいと思ってる」
こんな風に考えれば、自分は個性がないと思ってしまうのも当然かもしれません。
何かができないから個性がない
反対に言えば
何かができるから個性的
となってしまいます。
思い込みはいったいどこから来るのでしょう。思い込みは過去に2〜3度同じシチュエーションに遭遇すれば作り出されると言われています。
そしてこの「個性がない」と言う思い込みは、周りの人、社会から認められる、と言うことに深く関わっているのです。
どうしたら個性を出せるかという方法論をお話しする前に、まずはマインドを整えることから始めましょう。なぜなら、喉が渇いていない馬に水を飲ませることはできない、と言う諺があるように、思い込みを取り除きたい、と思っていなければ方法論を学んでも思うような成果は出ないからです。
各々がその人生において行なっていること全ては個性的だ、と考えることをベースにすれば、私たちは、それぞれの個を持って生きているわけですから自信を持って、あなたは世界で1人の個性を持っていると言えるのです。
個性は、日常のありとあらゆるところで表現する事ができます。
心で思っていること、人の意見に左右されない自分の意見を、素直に理解を得るように表現することから始めてみてはいかがでしょう。
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