呼吸を整える音楽

ノウハウ

ようやくコロナも世界中で終息に向かっていますね。長かった3年間でした。

2023年春を迎え嬉しい気分になっています。

でも、最近、風邪をひきやすいなとか、ちょっとしたことで、体調が崩れやすくなったな、と私は実感していました。そうしたら、周りの人たちも、同じようなことを言っていて、やはり免疫力が落ちたんだね、と話しています。

その原因はマスク生活で充分な新鮮な空気で呼吸できていないこと、リモートで机の前に座っている時間が多くなり、デスクワークの姿勢が原因で深い呼吸ができなくなっていることなど、様々です。

そこで今回、呼吸と免疫について考えてみました。

免疫と呼吸

深い呼吸を毎日すると

  • 1.脳への酸素が十分になる
  • 2.気持ちが安定する
  • 3.自律神経のバランスが整う
  • 4.血流が良くなる
  • 5.全身へ酸素が行き渡る
  • 6.小腸の免疫細胞のパワーがアップする

と言うわけです。

”呼吸が大切”と言うことはどこの国でも、誰でもが知っていることですが、「ま、そんなもんか」ぐらいで真剣に気に留めている人は意外に少ないようです。

風が吹くと桶屋が儲かる”、のように一見繋がっていないのであんまりピント来ないように感じます。

ですが、身体全体に深く影響しているのです。それもそうですよね、何気なく呼吸していますが、生きるに等しくに直結しているのです。

では、その呼吸ですが、ストレスのなかで生活していると、浅い呼吸をしていることを頭で意識することができません。なぜなら、頭と身体が分離してしまっている状態だからです。

ストレスで呼吸が浅くなる

ストレスは、ある種の攻撃状態に身を置いていることと同じですので、深い安心感のある呼吸にはなっていないことがほとんどなのです。

そこで、頭の切り替えを促す必要があります。

音楽が最適 〜深い呼吸を容易に習得する近道〜

頭は攻撃から身を守ることや、やらなければいけないこと、耐えなくてはいけないことなどで、フル回転しています。そこで、深い呼吸をすぐに思いつくには、一定期間の瞑想の習慣が必要になります。

ですが、その時間を短縮する方法があります。

音楽を利用することです。なぜなら、音楽(音、サウンド)には言語が含まれていないからです。この場合リラックスとは違って、呼吸がゆっくりになる音楽を聴きます。また、言語と思考が結びつくことを防ぐため、歌詞のある音楽は適さないと言えるでしょう。瞑想的な音楽で自分の呼吸を見直してみることから初めることができます。

緩やかなテンポの音楽に身を委ね、目を閉じることでインナーボディーとなり、自然に深いゆっくりしたテンポの呼吸へと自分自身で簡単に導くことができます。

このブログの今月のMusicは私が瞑想のために作曲したInner Musicですので

是非、ご利用ください。

また、ここで一つ深い呼吸法をご紹介しておきます。

音楽と併用してお使いになるとより早く、より容易に深い呼吸を得ることができます。

深い横隔膜呼吸ワーク

仰向けに寝るのにいい場所を見つけましょう。ベットでも床に敷いたマットでもOKです。

目を閉じて、空気が鎖骨までずっと上がってきたと感じるまで、鼻から深く息を吸い込みます。

そして、深いため息をつくように、口から息を吐きます。息の音を気にする必要はありません。

体の中の緊張と一緒に空気を吐き出します。

次に、片方の手のひらを胸の中央に、もう一方の手のひらを胸郭の一番下に置きます。

鼻から息を吸い込む時に、お腹と胸郭が持ち上がって広がるのを感じ取りましょう。

風船を膨らませているような感じで、できる限りお腹を膨らませます。そして両手はそのままにして思い切り息を吐きます。この時、お腹と胸郭が平らになって収縮するのを感じ取りましょう。

次は吸って吐いてを続けて行いますが、鼻から、長く、深く、静かに息をします。

吸うときは空気が肺を通り抜けて鎖骨の上まで上がって行くのを想像しましょう。

吐くときは、お腹がへこんで引き締まるまで全ての空気を絞り出します。

吐く時間は、数時間より長くし、呼吸が繋がって、吸うことの間に切れ目ができないように

してください。横隔膜呼吸は1回に5分程度練習します。

それができるようになったら、瞑想の準備として、あぐらをかいた姿勢で同じことをやってみましょう。

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